[>>229言葉を途切れさせるカークに、ふるふると首を振る] そんなことないよ。[言って、もう一度首を振る] カーク、優しいんだもん。 ……僕にも、[優しかったから。 小さな声で付け足す。 思い出すのは幼い頃の思い出。 勇者なんて肩書きが、子供の遊び道具でしか無かった頃のこと。 転んでは泣き、迷子になっては泣き、暗いところが恐いと言っては泣き、そんな自分を見放さずに、ずっと一緒にいてくれた]