― 聖神神殿・儀式の間 ―
[野球少年の朝は早い]
[が、この日は特別だった。
日課の早朝ランニングもトレーニングも今日ばかりは休んで、ここに来たのと同じ格好で儀式の間へ向かう。
するとそこには]
アイリ!?
もう来てたのか。
[タイミングで言えば、一足遅れくらい。
それでも一番乗りだろうと思っていた男は、先客の姿>>227を見て驚く]
ええと、まだ結構時間あるよな……?
[そんなお互い様なことを呟きながらアイリを見る。
別れの時までの貴重な時間――なのだろうが、妙な照れや気恥ずかしさがあった*]