☆2.[たませんひとつ。無邪気な声の注文とともに、問いかけられた言葉に眼をぱちくりさせて]そうだなあ…人は毎日食べるだろ?どんな生き物だって食わなきゃ生きていけないし、くたくたの腹ぺこになってるときに何か口にいれるとホッとしたりしてさ。自分の手で作りだしたもんが、そうやって誰かが生きてく為のエネルギーになるって考えたら、少しでも美味いもん食べさせてやりたいなーって。[言葉を紡ぎながらも視線は手元から離れない。慣れた手つきで卵を焼くと、半分に割ったせんべいにぱたりと挟む。]