あ……やっぱり、昨日。[右腕を傷めていることに、気付いていたのに]……無理にでも、医務室に引きずっていくんだった。[彼のプライドを傷つけることを恐れて、踏み込んで行かなかったことを悔やむ。シロウが手当をしたこと、怪我を承知で対人戦への出場を止めなかったことを、ステファンは知らない]