[>>208 けれどその『ごめん』は友達に対するごめんだとわかった、
自分の中では曖昧な境界線が、彼の中にははっきりとある、
それがわかったところで、どうしたらいいのだろう]
――……、 あ、……ッ、 んン、
[大人の口付け、
濡れた柔さに、むさぼる様に呼気が奪われる。
苦しくなる、滲んでくる視界にうっすらと映る彼の姿。
這うような熱の感覚だけを感じていれば、
―――その感覚だけを受け入れていれば]
リエちゃ、 ぅ、ん――
[彼に深く触れられる感覚だけで溢れそうになる。
受け入れることを、慣らされるような口付けに、
けれど元より彼には犬のように従順だったのだ、
抗うすべなど何もなくて、しがみつくように手を伸ばす]