― 神域最奥部 ―
[転じた先は、広さの掴めぬ闇に包まれた空間だった。
これまでになく強い瘴気にクラリとしてくるのを、頭を揺すって振り払う]
純粋な、魔の、残滓。
[どうにか持ち直し説明>>212を聞きながら、巨狼と変じた闇の咆哮にグッと唇を引き結ぶ。
直後に光と風>>214が身を包み、フッと息を吐いた]
うん。
黒狼神は我らと共にあり。
いざ!
[ミーネの言葉>>221で肩の力も完全に抜け、口角を上げると色の違う矢を手に取った。
矢柄に独特の紋様が入ったそれは部族に伝わる魔除けの矢。慶事用に持っていたもので数は少ないが、ここぞと番えて湧き出した闇狼に向ける。
気合入れの文言は当人への呼びかけではないので、許して貰えると嬉しいところである]