[胸に手を当て、その心のうちを確かめるかのように一息をつく。しゃらしゃらと針の落ちる音に顔を上げて、>>212次の瞬間には縁を囲むように展開した針の先端が、ミリアムをしかと狙っているのを見る。“分身”を防御に向かわせるか?だがこれだけの量だ。全部突破されて魔法が解かれかねない。ならばどうする?守るだけでは勝ち得ない、ならば―――]