兄ちゃん。僕は言ったね。美しい星空も蒼い海もいらない、って。僕が欲しいのは、そんなものじゃないって。…僕が欲しいのは、未来だ。島に…役目に縛られない、未来。……けどね、僕は気付いたんだ。僕は皆が好きなんだって。僕が欲しい未来は…皆と…ヨアヒム兄ちゃんと共にあるんだ。…兄ちゃん、どうか僕を、ヨアヒム兄ちゃんの未来にして下さい。[そして、ペーターは一際強く、ヨアヒムの頭を抱いて、言った]