人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


邪眼の怪物 クレメンス

[くるりと彼の髪を掻き混ぜ、上から降らすは口を開けろと命じる声。

 消耗した彼が大した抵抗も取れぬと知りながら、己の兆しを隠していた装いが分子のレベルで分解する。
 むっと彼の鼻先に突きつける情欲の匂い、眼前にそそり立つ陰茎は人が有するものと違って、硬いチキン質に覆われ、細かい隆起が火山岩を思わせた。]

 そろそろ私も、愛撫以外を教えてもらおうか。
 君の同胞が戦う内で、奉仕に耽ると良い。

[彼の頭を招いて、屹立に添わす。
 意識を外から内へと収束させる行為。

 己の余所見は悪びれぬ癖、彼の意識が逸れるのは、どうしても許せなかった。*]

(233) 2018/03/23(Fri) 22:32:35

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