[ふと、かつて、蜂蜜色のマフラーを渡した時の、リゼットの顔を思い浮かべようとしてみた。>>158見る人によってはおひさまを思わせる色。同年代の少女に比べれば華奢な身にしてはやや大きめのサイズ。――そんなマフラーを手に、]このマフラーをつけていれば、どんなに遠くからでもリゼットがいるって分かる![そう、自信ありげに述べたのだった。今となっては反省材料しかないマフラーの売り込み(?)の仕方だが、無事受け取ってもらって現在に至る]