―教室内→―[学科試験、特に筆記形式のものは自分にとってさして苦にならない。問題は実技のほうといえる。なので、かりかりと書き進めるペンの進みははやい。周りから時折苦しげに悩む声も聞こえてくるとちょっとした優越感。問題の実技は、同世代の男性と比べればどうしても筋力や体力的な面で劣ってしまうのが悩みどころではあったが]答えは…っと3。よし、終わり。先生途中退出します。[そして余裕の途中退出にいくつかの視線を感じる。せめて学力だけは、負けたくなかった]