すまない、長くは語らっていられないんだ。急いで用意しなければいけないものがあって。…そうだ、これを持っててくれないか?[そう言って差し出すのはシンプルな形をした指輪。土台なしで指輪に埋め込まれた宝石は、オレンジ色をしていた]これ、対になってる通信具なんだ。宝石の部分に触れれば通信可能な状態になる。[自分が所持する片割れを出し、宝石に触れて使い方の説明をする。面と向かって使っても実感は沸かないかもしれないが、離れた場所でもはっきりと声を届かせることが出来る代物だ]