神様、ね…
[感謝の言葉をかけられれば、悪い気はしなかったが、そこに“神様”という言葉が乗せられると>>213少し複雑そうな顔をした。
神様なんてものは、信じていない。
いるとすれば、3年前のあの日、なぜ自分と恋人を助けてはくれなかったのだろう。
そう問うてみたい気もしたが、喉まで出かかった言葉が発せられることはなかった。
あの日のことを気安く口にできるほど、まだ心に負った傷は癒えていないのだ。]
わかりました。
いつでも農園にどうぞ。
…ええ、時間が合えば。
[後日苗を取りに来るというジムゾン>>214に、了解の意を示し、気軽に教会に寄って欲しいと言われれば、同意とも拒否とも取れるあいまいな返事を残して教会を後にした。]*