──回想・ミーネと通信にて──
[ミーネとの思い出は、優しいものばかりだ。
一緒におやつを巡って喧嘩したり。
彼女がベッドで不安な心を言葉にして紡ぎ
それに耳を傾けながら最後には花を
咲かせたりもしていた。(>>212)
白い薔薇、桃色の薔薇、
カスミソウにカランコエ。
幸せが訪れますように。
幸せな夢も見られますように。
喧嘩もたくさんしたけれど、
それ以上に優しい思い出がたくさんだ。
悲しかった時、辛かった時、
その背を支えてくれたのは確かに彼女。
でも、だからこそ。
涙に濡れた自分を置いて走り去った
その事が娘の胸を裂く]