ああ、あれか。
[魔酒のことかと思い至れば>>160
こく、とひとつ頷いて]
あれは酒だよ。
そうだな…昔、オレとセレスとシルキーで
視察に行ったとき、ちょうど収穫の祭を
やってた村があっただろう?
あのとき村の人間たちが飲んでた
葡萄色や金色の泡をした飲み物が酒って奴。
セレスに飲ませたのは、それに魔力を付与したものさ。
[そこまで話したところで、ふと]
あのときの酒はもしものときにと
親父に持たされたんだが…。
オレも昔親父に拾われたとき、
大人しくさせるために飲まされたっけな。
[今となっては笑い話だけど]
もし飲んでみたいのなら、
それほど強くない酒も用意されてると思うぞ。