― 火炎の精霊の領域 ―[ミリアムが防御のために大剣の腹をこちらに向けるようなら、それを蹴り更に跳躍して背後に回る心算だったけれど。彼女は防御をせず大剣をこちらへと向けてくる>>231。思わず口端に笑みが乗るのは仕方ない。こうなるように望んだのは自分なのだ]