[せんぱ……ダーフィトさ……ダーフィトの第一声は、茫洋としている印象の彼からは珍しく、驚きを含んだように聞こえました>>169。
彼の視線は私が持つ弓。目立つので視線が向くことは至極当然でしょう。
私自身、弓を持ったのは今日が生まれて初めての経験でした。
この弓が預かり物であること、持ち主の少女を探していることを報告すると>>172]
えっ。
同じように、落ちてきた……?
[非常事態にも関わらず、流石に何があったのですかと聞き返さずにはいられない返答に私は瞳を大きく開き、じっと彼の全身を見つめていました。
話によると、私の時のように、本当に上から落ちてきたようです>>181。]