――そろそろ、戦舞台への路が開く頃か。[護花へ立ち上がるよう手で促し、氷華は眼差しを領域と別の空間繋ぐ場へ向ける] 戦いの術も、既にその身に刻まれたとは思うが。[再び護花へ眼差し戻し。 氷華は僅か、思案する] 四君子相手に、先のように素手で殴り掛かる訳にもいくまい。 ひとつ、武器をその身の内より呼び出して見せよ。[氷華の得物である細剣は、術の結晶にして媒介。 同じように氷より何かを生み出す術は、護花も身に付けているはずと。 その力と適性を確かめるも兼ねて、命ずる*]