― 翌日夜:海精軍拠点・天幕 ―…本当はもっとたくさん、話したかったけど。同じ国に住む同士戦うなんてくだらないこと、いつまでも続く訳がない。だから。こんなつまらないことが済んだら、またゆっくり話そう。今度はもっと、明るいところで。[暴風を身に取り巻きながら笑って、天幕から外に出ていって。口上を言い切った後、ただただ高く空の上まで風に運ばれ翔けあがり]