[だが。マリエッタの剣は水柱にかすりもしなかった。>>211想定より外側からの攻撃はすなわち、視界の外からの攻撃。精霊が“剣が水柱に触れない”ことで騒ぎ、それを感じ取るも、反応の遅れは確実に出る]……くっ![とっさにしゃがみ、後方に身を倒すも、身体のどこかを剣が切り裂いていくのは避けられなかった。集中が断たれ、2本の水柱が消える]―― 舞え ――[痛みを堪えて告げ、断たれた流れを新たに起こす。マリエッタの足元に、彼女を舞い上がらせる水の流れを作ろうとする]