怒る?[心外だと目を丸くした。] 僕は、弱さを弱いままで良しとする怯懦が嫌いだ。 弱いのは致し方ない、 だが、強くあれないことを理由に、一切の強くあろうとする努力を捨てるのは、怠慢と言うんだ。 自らは何事も為さず、他者に己の意志を預けて恥じず、弱さを免罪符として怠惰に安住するのは、醜悪以外の何ものでもない。 そういった醜さを、僕は一切許すことができない。[見た目通りの若い潔癖さ、激しい口ぶりで吐き捨てた。**]