ー 緊急事態・第3エリア ー
[事態は突然進展する。
銀羊号のホログラムの白猫が現れ、"人狼"が現れたというのだ。
エディが人狼について知っている事はなかった。
ただ、良くない存在であることを察するのは難しくない。
だがじっくり考える時間はなく]
へっ……うわっ?!
[次いで緊急事態の知らせがあったかと思えば、謎の衝撃と目眩に襲われて
あっ倒れそうと思った時には、テオドールに腕を掴んで引き寄せられて彼の腹の下へ。
おかげで衝撃と目眩が引くその時まで怪我もなく済んだ。]
う、うん、僕は大丈夫
ありがとう機関長
[こういう時はおふざけ無しに機関長と呼んで
ゆっくり立ち上がりつつ、テオドールの様子を見ていた。
何が起こったのかも理解が追い付かないし、ホログラムに感動する暇もないのが悲しいけど
通信を試みようとしているのが見えたから。
この船にいる仲間へか、それとも金馬号へか
どちらに通信したにしろ、繋がらなかったらしい様子を見てマズいと思った。
前者なら仲間に何かという事だし
後者なら船に何かあったか、外と通信が繋がらなくなる状況になったかだろうから。]