[ウェルシュが短い聖句を唱えると>>226背中の窮屈な感触が、瞬時に消え失せる。
念の為に後ろを振り返って、そぅっと翼をはためかせてみた。
ぱたぱたと自分の思い通りに翼は動く。
うん、と満足そうに頷いてウェルシュに向き直ると]
ありがとうございます。
[そう礼を述べて、先ほどから視界に映っていた光る羽を見つめて]
えと、それでは産まれたばかりの見えない天使が、今そこにいると。
ボクはエレオノーレ。天使長シルキーさまの下でお仕えしている天使だよ。
[まさかウェルシュに担がれているわけもないだろう。
素直に受け入れて、シェットラントに自己紹介をした]