魔物ってぇ泳げたかしらぁ…?[はて、と首を傾げる。先の一戦で魔王に組していた魔物の中には居なさそうだったが、あれが相手の手駒の全てとは限らない。となれば手を打っておきたいところだが……] ストーン・サーバントは石だからぁ、海には向かないのよねぇ。 …、ん、ん。 魔物がぁ攻めてくるのであればぁ、おそらくぅ夜だから―――…[とんとん、と靴の爪先で石畳を叩きながら、しばし熟考した後]