人狼物語−薔薇の下国

448 vinculum lapis


電気石の赤鬼 キアラ

[身を焼く熱を感じながら、娘が引き抜いたのは短刀だった。
 自身にとって唯一の、投擲ではなく近距離用の武器。
 ブレスの高熱が通り過ぎれば、次の瞬間頭上には、息を吐き切り口を閉じた竜の喉元が晒されていた]

 ――これで、

[足場を蹴り後方半回転しながら、娘は跳んだ。
 その身は竜の体へ取り付く形となる]

 終わりだ!!

[そして急所へ突き立てた短刀から、娘は最大出力の電撃を叩き込んだ*]

(231) 2016/09/18(Sun) 00:28:48

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