― 凍柊の領域 ―[隷属の徴を刻み、名を与える。 それを受ける護花>>223には、絶対的強者にも物怖じせずに反抗した、先のような意志は微塵も感じられない。 隷属が完全になされた姿を見て、氷華は僅かに眉を動かしたが、表情らしきものが表れたはそれのみであった][ざわ、と雪落とした傍らの柊が、常緑の葉を寒風に揺らした]