[一本通る筋は不屈。>>210されど、彼の剣は魔を断つものであり、彼は神の使徒。ほんの少しだけ瞳を細めると、危うさは変わらないな。と、出会った時から彼に抱いていた所感を改めて漏らした。] 俺はそれ以上の働きを期待するがね。 ――…君の騎士道を満足させるだけに留まるなよ、バルティ。 ……そう、俺と離れたら背後には気をつけろ。 君を消耗品と数えるほど勘定出来ない頭じゃないさ。[省みない男の眼差しに、一言の助言を投げ。>>213彼の背を見ていた身は、トンと拳で肩裏を叩いた。]