わかった、てば。苦しいって。 お前は本当、………。 器用そうなのに、変な時に加減がないのな。[咄嗟に出る手の理由が――……なんとなく最近、わかってきていた。彼に殺されたりはしない。殺すことがあるとしても] ……まるごとか。そんなにおせっかいを焼いた覚えはないぜ。 でもまあ………。[彼の胸元を掴んだ手を、ぐっと引き寄せて。彼の頬に頬をくっ付ける] ―――……後は、頼んだ。