―現在:第二エリア―
[ガキだった頃の自分を知られていると、睨み付けはまったく効果ないようだ>>213。
まあこちらも餌として見たわけではないので、まったく構わない。]
……………………
仕方ねえだろ、抑えられなかったんだから……
[ちくりと言われた言葉は心に刺さる。
同胞であろうと食い殺す。そう言っていたあの意気込みはどこへやら。
船長の過保護な忠犬になった男は、目を泳がせた。
ちなみに何故忠犬になったのかは自分でもよくわかってない。
(船長として)惚れ込んだからとしか言いようがない。]
ああ、まあそれしかねえだろうな……
精々哀しんでおくさ……っ!?
[協力者だからと気を抜いてたのと、ほんのちょっとの眠気。
それだけあれば、振り上げられた拳が狙ったところへ当たるには充分だった>>214。]