―霊王の領域―
[>>214始まりの騎竜師と剣を交え、その剣を彼に捧げる事にしたカレルはすっきりとした表情をしていたが。]
ふぇ……っ?
か、カレルさん?
[向けられた言葉には裏返った声を上げた。
ファティとの試合で彼もまた一皮剥けたように見える。
その姿は同期として誇らしかったのだが、祝福の言葉をかけるタイミングを逃していたのを思い出して。]
カレルさん、おめでとうございます。
進むべき道を決められたようで何よりです。
[寿ぐ少女の頬は動揺から抜け出しきっておらず、まだ頬を上気させていたが。*]