我、ユウレンが王族、フェオリバラムに連なる者。 静謐たるべきこの地に、しばしの喧騒をもたらす事への赦しを。 かつて、王位賜りし者の名において、願う。[短く唱えるのは、本来であれば禁足地たる天輪湖へ他者が立ち入る事の赦しを祖霊に願う言霊。騒動の起きていた時は省略されていたが、本来であれば欠かせぬ請願だったりする。そんな儀式を終えてから、改めて、登ってきた面々の方を振り返った。*]