人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


邪眼の怪物 クレメンス


 はは―――、充ちる、時が、くるような口ぶり、だ。
 ―――― まさか。

[己が彼に飢え続けるように、彼も飢餓を持つのだ。
 魂を寄り添い合わせた束縛が、生半可なもので在る筈がない。

 唇にキスを塗し、舐めるように舌を出す。
 彼の何処も彼処もが甘く、蕩けてしまいそう。

 本体ばかり狡いと訴えるのは、巡らせていた触手で。
 僅かな発光を伴いながら、彼に侍る。

 ちゅぷ、と水音を立て、左右の乳嘴に吸い付き、強く啜りたてた。
 すっかりと、己を愉しませるための性器に変質していると踏んで。]

(230) 2018/03/26(Mon) 22:46:12

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