[生石灰で出来る事を模索し、大の男がうんうん唸ってから数日後。]
「ガードルード!」
[と、声をかけてくるのは、学館でも工作技術を得意とする男。男に頼んで熱に負けない金属で出来た二重底の箱をつくってもらっていたのが出来たらしい。
一番底に布でくるんだ生石灰を入れ、その上から水をかけ中蓋をすると、その上の物が安全に温められ―――]
「ほらこれ使えば、何処でも温めて饅頭が食えるぞ!
見ろよ出来立てみたいだろ?」
おお、すげーな画期的!
[平和な方向に一歩発展が進んだのだった。
結局様々な大きさの壺や瓶に小分けにして、運びやすく使いやすいようにしておいたけれど*]