[離れる直前、シュテルン>>217に名を呼ばれた気がした。
伏せられていた瞳には、伸ばされかけた手は映らなかったが]
[コンラート>>216が竜の背に降り立ち、ネージュが動き出すのがわかった。
叫ぶ声に視線を向ければ、彼はしっかりとこちらを見ていて>>224]
シュテルンったら。
[こんな状況なのに、3年前と変わらないなと、ふっと苦笑が漏れる。
その姿もネージュが舞い上がるに連れて遠ざかり、霧に覆い隠されていったが]
……本当に、変わらないですのね。
[離れていても確かにその声>>226は届いていた]