― 領主の間・>>198 ―
はい、おにいちゃんが靴を買う時に連れて行ってくれました!
私はいつもスニーカーだから、フランツさんのお店で買ったことは無いですけど…あ、今日はローファー履いてますけど、これ、借り物だからちょっと大きいんですよ。
[足を上げて、重々しい黒のローファーを見せた。
踵がすこしスカスカしているけれど、まあ十分はけている]
えへへ、これで運使い果たしていないか少し怖いですけどね!
…でも、フランツさん楽しそうですね!
おにいちゃんが、やっぱりあれから落ち込んでいるんじゃないか、なんて心配してたけど、元気そうで良かったです!
[お酒の所為もあるだろうけど、にこにこと笑うフランツさんは、きっと今楽しいのだろうと私は思った]