人狼物語−薔薇の下国

21 剣と想い ─少年たちの継承戦争─


籠鳥 マリエッタ

 ― 夕暮れ時:クレイエラの森・上空 ―

[いつしか視界は更に狭まり、辛うじて見えるのはコンラートの背中くらいだ。
 目が頼りにならない分、術への依存と気負いは大きくなる。
 体がじわりと湿って感じるのは、纏わりつく霧のせいだけではないだろう]

 ええ、賛成しますわ。

[コンラート>>222の提案に頷き、背に掴まり直す。
 下から上へ体を撫でる空気と水粒を感じながら、自身は術の"手"を広げる]

 ―― 満たせ ――

[肌に触れる気配が濃密になっていく。
 と同時に、それは自身の術が周囲へ溶け込んでいく事でもある]

(230) 2013/07/11(Thu) 01:53:12

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