人狼物語−薔薇の下国

515 豪華客船の共存試験


占い師 シメオン

[普段は真顔、あっても浮かべるのは微笑程度。
 街角に座っていた時のように
 開けっぴろげな笑顔を外で見せることは少なくなった。

 目の前の、この人の名が
 世間に広く知れ渡るようになるにつれ
 見合うように、と
 与し易い相手だと思わせないように、と
 己を必死に変えてきた。
 
 その努力が最も顕著に表れているのが“手荷物”だ。
 重たいマニュアル本の束から開放され
 身軽になった今の私なら]


   そのトランクもお持ちしますよ?


[疲れの残る主君のために
 空いた片手を差し出すことだって出来る。]

(230) 2019/01/13(Sun) 22:04:09

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