>>224>>225>>226カサンドラ
気づかずに……ふむ。
だとしたらその人たちには申し訳ないが、いつ語る言葉も偽りは無いのでね。
もし心揺れてくれていたなら、此方を振り向いてくれたなら気付けたかもしれないのだが。
[首を捻って過去を振り返ります。
流石に、一度も浮いた話が無かったとは言いません。別の意味で魔法使いや妖精さんではありませんから。
ただ、身も心も燃えるような恋をしたか、と尋ねられたなら首を縦に振ることは出来ないでしょう。
女性の心は摩訶不思議。
それとも若い頃は不思議と思っていても、今ならそれをもう少しは理解できるのでしょうか]
はは、男は女性と違ってつい食べたいだけ食べる時もあるからね、それは大変そうだ。
保存食料も持ち歩くには限度があるだろうしね。
[相手は咳払いで終わらせましたが、そこには軽く同意して見せます。
女の身では、男には想像もつかない苦労もあったでしょう。
若しかしたら、男である自分には理解できない類の苦労もあったかもしれません。
ですが、相手の語る言葉を受け止める程度にして、そのまま別の会話を楽しみます]