ダメである。どうしても、ダメであった。
墓守殿が不安そうに我を見つめている。
それが申し訳ないやら悲しいやら、もう訳が分からなくなる。
「うわああああああ!!!」
我は鍋に飛び込んだ。あまりの熱さで鍋の中身をぶちまけつつ、叫ぶ。
「ダメであるー!!!このままではー!!!ダメなのであるー!!!」
鍋の周囲にいた者は、どうしたのかと総じて口をあんぐり開けて、我を見ている。
もうどうにでもなるがよい!
「はかもりどのー!!すきだー!!けっこんしてくれー!!!!!」
我は鍋の中から叫んだ。頭には溶けかけたシーラカンスが乗っていたが、もう気にしている余裕はなかった。
(あとはもう任せたwwwww)