[狼煙ではない。おそらくは火計だ。葦の浮き橋が燃やされていると考えるのが妥当である。味方がやったのならいいが、その線は薄い。] 行軍そのまま続行、あの煙を目指せ。 俺は先にゆく。 あんたたち、来てくれ。直衛兵ってことでよろしく。[戻って来たばかりの騎兵ともう4騎ばかりの伝令兵に声をかけ、カークは西へ向う隊列から抜け出した。*]