―― 霧がまだ晴れぬ中・上空 ――
[振り抜いた槍に手応えはなく、しかし多少は相手を掠ったようだ(>>218)
即座に体制を整え反撃に出ようとして、氷竜の羽が起こした風に動きが鈍る。
常ならばそんなものは蹴散らすのだが。
白竜自身が受けた傷と、纏わりつかせているはずの風を沈めているせいで上手く出来ず。]
…いい加減に…―――ネージュ!!
[氷竜の動きに警鐘が頭の中で鳴り響く。
騎竜の特性――ブレスでの攻撃。
まともに食らえばただでは済まない。
相手が加減をするかどうかなんてこの状況で判断出来るはずもなく。]
―――
[白竜が言葉を受けて翼を大きく開き。]