―メイン・サロン付近―
[通信機の使い方を教えた時、
一生懸命な様子で見ていたヴィクトリア>>203は、
直ぐに通信を受けてくれた>>158.
記憶力がいいのだな>>2:73と思う。
何やら、しゅんとした様子>>159に、どうしたの?と
首をかしげてから。]
ヴィクトリア、まず最初にひとつ言っておくよ。
俺は、君に『命令』はしない。
[メイン・サロン近くのスペースに彼女を導いて、
まずはそう伝える。
かつて妹のように大切にしていた奴隷がいたから。
命令されない、ということが奴隷にとって、
どういうことかは、分からなくもない。
最初はきっと、呼吸するなと言われるようなものだろうか。]