人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル海軍提督 ゲオルグ

[……ずん。と、重い不吉な振動を彼らは感じた。
やがて鈍い爆発音、そしてぐらと艦の傾く気配。

この艦とて水雷艇への備えはある。
だから掠めた程度で容易に沈むはずもない。
…──そこへ、ふたつめ。
連続した爆発音が足元から起こり、艦がその終焉を知らせる。]

「っ、総員退避……!!」

[悲鳴のような指令に、また爆発音が重なった。
やがて程なく、脱出の艇を海に散らした巡洋艦は傾きを大きくし海中へと沈む。”網”は時を経て、小さな破れ目を見せはじめている*]

(229) 2015/11/09(Mon) 01:24:25

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