人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


聖将軍 ソマリ

[鉛で出来ていない心に彼の声が響く。>>212
強きを気取っても、人としての正しきは彼にある。

己が後退は万民の信に悖る。
個を殺し、場に響かせる朗々とした声。

生れ落ちたときから、神の独占欲にも似た血を携える彼。>>216
己は民の為たれと、生きる義務を背負い、創世の力に相対。]

 男に褒められても余り嬉しくないのだが、喜んでおこう。
 ―――化け物同士では、余りに、浪漫が無い。

[冗句めかした相槌に併せて空を切る大鎌。
その太刀筋は剣を獲物とする己には読み難い。
曲刀を寝かせ、初撃として繰り出された風の刃を袈裟懸けに薙ぐ。

だが、風の影に隠れた黒き魔物を捉え損ねた。
剣先を下げさせた彼の戦術は、計算しつくされている。
舌打ちと共に、足裏で咄嗟に床を弾いて後方へ飛ぶも、
金の髪が幾らか散って、胸に浅い朱が走った。]

(229) 2014/02/21(Fri) 23:02:51

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