[自らの"措置"について、話し終えた後]
まあ、スノウくんの措置で片が付けば、それに越したことはないが……、
[全員の意見で、一日ごとにひとりを隔離するという措置]
しかし、どこの誰が残っているのかも、私は未だ、よく知らなくてね。
[この船では、あまり社交に気を遣ってこなかったからと、苦笑して]
――アリーセ、きみは誰か、心当たりはいないのかな。
その、なんだ……危険人物だの人狼らしき者だのの、だ――、
[他人に判断を預けるようなことを、男はするつもりはなかった。
ただ、自分自身で集めた情報がほとんどない現状では。
彼女の意見であれば参考にしてもいいだろうと判断して、そう訊ねていた。
何故、そう判断したのかは――男にもたぶん、よくわからなかったが]