―――いや、多分それには及ばないだろ。蜷」が近くに居るはずだ、あいつに鹿せんべいを渡すか…全部放り投げれば戦いは収束へと向かうはず。多分。きっと。[金平糖を口の中へ放り、ゆっくりと立ち上がる。甘さと遠くの騒ぎのおかげで、少しは調子も取り戻せたような気がする。助けを、と>>222うろたえる天倉へ何とも頼りない言葉を掛けながら、遠くへと視線を遣る。なんとなく手出し無用のような気がしたのだ、本当に。]