[が、雷気を集めるに集中している為、騎龍の動きは疎かになる。こちらに向かって来ようとする触手の二撃を退けようと、男が匕首を持ち出した時、>>216八幡からの炎撃が入り触手は防がれた。]下がらぬか、若め。[有難いと思うも同時に、あの強情な気質は仕様がないと、呆れと苦笑の混ざった思いがちらと過る。だがそれも一瞬。代わりに遠く口端を上げると同時に、龍は――――空から落下した。]