[ その間、男からの品定め>>167の目線には気付かずにいた。 どの時代、どの世界にも様々な上役がいるのは必然のこと。 調査員として用意された資料には、彼のことは 『面倒な人間』リストに名が連なってはいたが。 今は助けられた故か、特に普通の人間の感触に思えたが。 もし、彼の目的と僕の目的が一致するのならば 協力することも吝かではない。 権力を持つ者を味方につけておいて損は無い。]*