[黙ってペーターとの会話を聞いていたらしいリゼット>>223から、突然思いがけない言葉を聞いて、目を何度か瞬かせた。
だがすぐにその瞳をじっと見つめて、そうだなと短く返事を返す。]
リゼットの意見には一理ある。恐怖に対する耐性は人それぞれ。それに潰されることで追い詰められる人もいるだろう。
[それと同時に、自分の半分にも満たない年齢で少女は何を体験したのだろうかとの思いが胸に浮かんだ。
だがフリーデルにすら沈黙した>>196のに、異性の自分には尚更喋るはずはないと思ったので、詳細を聞き出す気はなかった。ただ、俺は自分の意見だけが正しいとは考えてないし、他の人の話も無下に扱うつもりはないと意思表示するように穏やかな表情を浮かべる。]