人狼物語−薔薇の下国

263 修学旅行試験


高殿 琉璃 ガートルード



  や、……別に平気だからっ、このくらい―――

[隣から即座に伸びた、大きな掌>>228
濡れた手を僅かに退けど、直ぐに追い着かれハンカチ越しに包まれる]

 
 ……ごめん、なさい。

 美味しかったのに。まだ一口しか飲んでなかったのに…

[ハンカチを汚した兄へか、腕を揮った料理人にか、はたまた味噌汁自体へなのか、曖昧な詫び事を並べ。椅子と椀を片づけてくれる店員には、明確な謝罪を告げて頭を下げた]


 ううん、そこまで熱くは……、

[味噌汁の温度は程良く、咄嗟に避けた事もある。
本来反射神経は良い筈が、失態ばかりが続いている。
怪我はないかと労わる言葉に、小さく首を振り、ふと兄を見上げ]

(229) 2014/10/19(Sun) 15:12:46

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